図書室のネヴァジスタ感想
誰か私とみんなを助けてくれ。
キャラへの暴言とネタバレが含まれます。注意。
▪️全体を通して(と真ED)
映画みたいな雰囲気で物語が進んでいくのめっちゃ良い雰囲気で、ゲームはじめて5分で心わし掴まれてた。
とにかく鬱がすごい。綺麗な言葉を並べながらも鬱々とした気分に引きずり込むのがうまくて、ずっと胸が痛かった。
こんなん救いがあるのか…?って思ってたけど、マッキーが最後に優しい言葉を叫んでくれたから、大団円とはいかなくても、みんなきっと救われたんじゃないかなって思ってる。でも、それまでの過程がしんどすぎたので幸福の割があわなくないですか?
どっかで、このマッキーの台詞がいちばん伝えたかった的なこと書いてあって、無事に私の心に響いてよかった。読解力ないから、メッセージをきちんと読み取れないことが多々あるので……
あと、5人の心の闇がチラ見えしてたけど、メインストでは明かされなかったから、彼らの問題は何ひとつ解決してないんだよな…って思うと胸が苦しい。
でも、後日談とかみると良い雰囲気なので、きっとマッキーや賢太郎がじわじわ解決してくれたんだなって信じてる。
真ENDだと4人の地獄がいっぺんにやってくるのか、地獄だな。
しかし、みんな苦労してきた分とにかく幸せになってくれ…
あと、メインストの後半とか個人ルートで伏線的なのがあって、「あ、これさっきなんか言ってたな!!」って思ったのに詳細覚えてられなかったポンコツなので2周目噛み締めたい……
そういや、下の文章、私は大きな間違いをしてたので、だいぶ最後のほうまで誰が死んでるのかよく分かってなかった。
「ネヴァジスタを見つけた
彼の言った意味がわかる
本当に残念なことだけど
それは君が死ぬのと同じこと」
"彼の言った意味がわかる"が"ネヴァジスタを見つけた"にかかってるんだと思ってたのと、"本当に残念なことだけど~"のところ、古川の台詞だと思ってたから、こう言って清史郎が死んでいったことに古川が想いを馳せているんだと思ってた。
だから、古川の骨も偽装かなんかだと思ってたわwww
▪️各ENDについて
・ティンカーベルEND
はいー!!!!最初に出会ったしんどいEND!!!!!!!!!!(ほんとの最初は溺死ルート。普通にどちらもミスったわろす)
メインルートが実質瞠ルートなんだけど、瞠に特出しているわけではないので、実質これが瞠真END。だよね?
わたしさ、ここの選択肢絶対合ってると思ったのよ。
で、シナリオ進めていくとさ、マッキーが瞠のこと受け止めて、人のことには些細なことでも気がついて気を回せるけど、自分のことがわからなくて、「ご飯手作りするけど何がいい?」って質問に対して27分もなにも言えない瞠をちゃんと待ってあげてさ、瞠がちゃんと泣いて笑って自分のことを考えられるようになってきてさ、めっちゃいい感じー!って思ってたら、あれですよ……
唐突にワインがぶ飲みして鎖に繋がれてる賢太郎の前で死んでいったのビックリしすぎてそのあとしばらくシナリオ進められなかったもん…
やめろって絶叫するのに止められない無力な賢太郎見てるの辛かった…こんな惨いことないよ……っていうか、なんでそんなことしたん???全然わからん、瞠!!!!!君の未来はこれからだったでしょ!!!!!!!!って泣いた。
あとでワインの正体知って震えた。ここの瞠の選択さー。他の4人と清史郎のどちらも大事で選べなくて1人で死ぬしかないっていう答えを見つけてしまったのほんとつらい。
ってか、清史郎のお願いずるくないか?「君が決めて」って人の生死を決められるかっての!!!!!!
「清史郎は無邪気で残酷だった」って誰かが言ってたの、すごい納得。
子供故の恐ろしさが拗れると友達と集団心中しようとかいう発想になるのね…あかん……
瞠がティンクなら清史郎がピーターパンだよね。あの子供ならではの狂気が清史郎にはある。
「麻薬?マフィアに追われてる?かっけー!!」「復讐とかすごいじゃん!」なんて言えるの、もはや子供の純粋さとかいうレベル超えてるよ……
・幽霊棟の幽霊END
選択肢ミスってこのエンドひたすらループしてた。ループするにはあまりにもしんどいエンディング。
またも賢太郎が無力で可哀想だった…鎖に繋がれてるとなんも出来ないからね……
5人で手を繋いでいっせーのーせで首吊り自殺っての発想が恐ろしい。
ここら辺さ、様々な事件が起きすぎてちょっと待って…ってなった。
辻村が頼まれてた「沼を守って」っての、死体が上がるまでほんとなんのことだかさっぱりわからないし辻村の困惑がよく分かるわ……岡崎いたし。
槙原のターンで後ろから殴られたとき、賢太郎は生かすのに槙原は殺すのかよ!!!やめて!!!!!って思ってた。ごめん。
あと、生徒会は各代で偉業を成し遂げないといけないって言われてたけど、茅会長の伝説が恐らく最恐だよしんど。
・焼失
めっちゃ泣いた。神波さんが「瞠くんだけでも!!」みたいな叫んでる時、うるせえええええええ黙れえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!って思ってた。なんだコイツ人の命をなんだと思ってるんだ。
このENDは、ENDルートがしんどいってか、メインルートのこの辺り全体的にしんどい。
そうあるしかなかった子供たちのこと思うと胸が苦しい……
あと、岡崎が焼死したとき、神波が燃やしたかと思った。ごめん、神波さんそんな人じゃなかった。
・あら野の誘惑
本領発揮!!!!!!!!やべえ、やべえよ……
全く反対のこと言って古川くんのことも追い詰めていったんだよね……しんどい。
彼がどんなに自分を恨んで死んでいったのかをいちいち槙原に口にさせるよう誘導していく舌腕(?)文句なしに悪魔だよ。
・floccinaucinihilipilification
賢太郎がここからでたら死ぬって皆言ってたのに……
でも、賢太郎からしてみたら、まさか本当に死ぬなんて思いもしないよね。なんで監禁されていたかも、彼らがどれだけ本気でこの監禁を成立させていたのかも……
マッキーは自分の行動のせいで5人とも死なせてしまったことに対して自責の念が強いだろうな。
服毒本読んでさらにしんどさが増した。
・最後の晩餐
むりー!!!!!!!しんど。
ここまできたらさ、大人と子供の間には信頼関係が出来てると思ってたからなんで鎖繋がれたんだろうと思ってたら……
(そもそも信頼関係築けてたらこの選択肢の発言にはならないので当然のBAD)
みんながワインの毒でもがき苦しんでるのになにも出来ないのあまりにもつらい。
ベストオブ無力。
・missing
はじめまして、清史郎……
失意の中死なせてしまったのが申し訳なさすぎた。
ティンカーベル以降はまっすぐ真ENDまで行ったから、あとからBADEND回収するの精神的に辛かった。
毎度、これでは救ってあげられない……ごめん……って思ってた。
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ここから個別ルート
・我こそ勇者(白峰ルート全体)
推奨順にやり始めたので白峰が1番最初だった。2推しだということもあり、彼の闇が掘り下げられるのがとても楽しみだった。
こんなの白峰悪くないよ…
たったの6歳だよ?襲われたら気が動転して逃げてしまうのは当然だよ……
橘もさ、殺すつもりはなかったのがしんどい。結果的に死んでしまったし、襲おうとしたのは事実だし、唆されたとしても擁護はできないけど。
辻村ルートもそうだけど、神波と久保谷にだって死なせるまでのつもりはなかったんだよな…って思うと業が深い。
橘をけしかけるときの神波が気持ち悪すぎて無理。
幼子になにを期待してるんだ。気持ち悪っ!!!!!!!
白峰ルートでは、古川くんの話がいっぱいでてきて、白峰と古川のやりとりみながらほっこり切ない気持ちになった。
古川のボイスがめっちゃ好きすぎて、毎回最後まで聞いてた。
ナイフ振り回してるマリア様最高に美しくて興奮した。
復讐なんかと縁遠い彼を突き動かすのが自責の念ってのがしんどすぎる。復讐しても白峰は救われないし、幽霊が怖いままなんだろうなと思うと……止めてくれるひとがいて本当に良かった。
白峰は槙原の担当じゃなかったから活躍薄めだったけど、「ナイフを持った君の本気を信じてる」って槙原の台詞めっちゃ好きだった。
ちゃんと止められるだけの覚悟と信用を向けられる槙原成長したな。
そして最後にまさかのワインEND辛すぎて無理だった。
白峰の心が救われていくのをみて、ああ、良かったねえって泣きながら読み進めていったのに、深夜の食堂に1人でやってきたところから嫌な予感がムンムンで虚無。
白峰がやりたいことみつけて、ロビンフッドの台本みながら幸せな気持ちで、生きる希望を見つけたなって思いながら死んでいったのかのかと思うとあまりにも無念。
白峰が役者を目指してロビンフッドを演じようとするのが、古川の夢を引き継いだみたいな感じがしてとても好きで、役者として成功する白峰に夢見てた。才能もあっただろうし、これからの人だったのに……
傍からみたら自殺にしか見えないのも辛い。
これからだったはずなのになんで…ってなるよね。でも、すぐ清史郎の仕業だとは分かるだろうけど。
こちとら大号泣してるのに白峰が幸せそうに微笑んだまま死んでるのほんと無理すぎて無理。
あれ?もしかして個別ルート全部これだったりします?嫌です無理ですやめてくださいって気持ちだった。
・眠ったふりをして
白峰ルートの賢太郎監禁描写エグすぎていかん。
良心の白峰がいないとこんな地獄みたいな展開になってたのね……
これで殺すつもりはなかったってのが怖いよね。
命を軽んじているわけではないけど、本当に死ぬまで、死がこんなにすぐにやってきてしまうことに気がつけないんだよね。
弱った賢太郎にオレンジを食べさせてあげる白峰の神々しさがマジで本物のマリア様だった。
「半分のオレンジ」の意味をいろいろ調べてエモ…ってなった。
自虐することで賢太郎の尊厳を取り戻そうとするハルたんしんどすぎ。たしかに今の賢太郎はとにかく精神が参ってて、それで肉体も疲弊してるって感じだから、賢太郎をすぐさま救うっていうことでは間違ってはいなかったんだろうけど、それが普通にできてしまうハルたんのしんどみを浴びた。そんなことさせちゃってごめんね……
逃げられると思って最初選択肢こっち選んだけど、今の賢太郎そこまでの元気無いはずなのに疑って死なせてごめん……
死んでいく賢太郎にさす煙草のような光の描写が美しすぎて余計鬱だった。ごめん。
記憶が混同してたみたいだけど、オレンジのシーンこの分岐じゃないみたいね。服毒本読んで気がついた。コメント移すのめんどくさいからこのまま放置で。
・カティーサーク(茅ルート全体)
メインルートのときから、茅のヤバさがムンムンしてたけど、予想以上にしんどい展開で無理無理の無理だった。
他のみんなは危うい精神状態って感じだったけど、茅は最初からもう精神が壊れててその片鱗を見せつけられるたびにしんどかった。
最初、茅がやたらと時計を確認する意味がわからないまま不穏だけを感じ取っていたんだけど、記憶無くしてる間の時間を確認してたと知ってもうほんと無理…ってなった。めっちゃ時間確認するやんか。
あと、茅の空き時間の使い方狂気すぎるだろ……なんもすることがないからって微動だにしないなんて……かやちゃんと寝てる?意識手放してるだけじゃない??大丈夫???私よくわかんないよ……
監禁されてる側のマッキーも心配するほどの危うさだよ……
ヘビメタ流してる茅わろすとか思ってたらまさかの1人でマッキー監禁してたし、マッキー憔悴してるしで地獄かと思った。茅は監禁向きの性格じゃないから……(監禁向きの性格とは?)
今更だけど、感想書きながら「無理」「しんどい」「つらい」の多用がひどい。語彙力がないからこれしか言えないひたすらしんどい。
早々に賢太郎が逃げちゃって犬が帰って来た時、その意味が私も分かってなくて、賢太郎と一緒に???っめなってた。サラッと流したけど、ここめっちゃしんどいパートだったね!!!!!!!瞠以外真相に気がついてなかったから分かんなかったよ……
賢太郎、茅に殺されかけたのに、簡単にほだされてて可愛いなって思った。
おもちゃ屋さんのやり取りでサンタマリアとカティーサークについて調べたら話のオチみえて辛かった。どうせ茅もワイン飲んで死んでしまうんだろ!!!!!!!!つらい。
斉木は茅に対してめっちゃ大人な対応してるね。茅はもっと斉木に優しくしてあげられるようになろうね…いつかがんばれ。
茅の白峰春人が白峰じゃなかった衝撃!!!!!!!
最初瞠の意図がわからなくて、不幸に突き落とす為に自分の宝物半分にしちゃうなんてって思ってたんだけど、これは瞠の善意と贖罪だったのね……道理で久保谷は茅に強く出られないわけだ……久保谷もいろいろ悩んでたんだね。この幼少期の久保谷のこと思うと、ほんと、神波何してくれとんじゃクソがっ!!!!ってなる。
ってか、屋上のシーンしんどすぎて無理だった。
茅、この時すでに賢太郎への好感度めっちゃ高くてかわいい。賢太郎と馴れ合うほうが自虐って、ひねくれてるなって思ってた。
途中まではいい感じで茅の話きいてたのにさあ、白峰の話の真相に賢太郎が気付いちゃったから……え、賢太郎言っちゃうん?あー!!!!!茅!!!!!!!!ってなった。めっちゃ泣いた。
私はこの時点で、これ以上ないくらい不幸のどん底にいるんだと思ってたけど、これから更に嫌な展開が次々待ってるから、え?これ茅に救いはあるの?本当に?無理では????って思ってた。
半狂乱で舟壊しちゃうし、白峰めっちゃ可哀想だし、瞠と茅の組み合わせ絶望的な共依存だしお兄さんめっちゃ怖いし神波出てくるし…
茅が死んでなくて良かった……ってか、茅父もっと家庭を省みろ!!!!ってブチ切れた。
もうこの辺の賢太郎も正気じゃなかったよね。石野にお前も病院いけって怒られてたけど、ほんと……
槙原が依存させる天才なら、茅は共依存を受け入れさせる天才だよね。
茅の担当が賢太郎だったからなんとか茅は修復可能なところまで戻ってこれたけど、槙原担当だったら確実に槙原が殺されてたわ。
自立心がある賢太郎すらも依存に引き込む茅の狂気まじやばいよ…
久保谷も引きずり込んだしな……それ考えると、白峰はほんと上手に茅との距離感を保ってたよね。絶対服従を誓われておきながら、普段は対等に接して、茅の精神が不安定になったら献身的に支えてあげられるの、マジ聖母やん……
あと、賢太郎の寝顔をひたすら見つめてるだけの茅、狂気だよこわい。
迷子の茅はかわいいと怖いと可哀想が入り交じる。どうやっておうちまで帰ってきたんだろう?携帯バキバキだけど使えたのかな?
ってかさっきも言ったけど茅ルートはここがどん底!ってのをどんどん塗り替えてくから、迷子のシーンでライフとっくに切らしてたのに、記事の流出までして……いや、すると思ってたけど。
2人でさ、病院行こうっていって、ようやく茅にも光の兆しが…って思ったところでこれだよ。あの感動とその後ののほほんパート返して!!!!!!!!!
槙原がきてからの怒涛の茅の狂気に置いてかれた感すごかったけど、訳のわからない緊迫感がすごい好きだった。茅も記憶が混同してるから、一緒にわけわかんないまま溺れてる感じ。
からの、賢太郎のヒーロー感凄かったね!!!!!
茅と瞠を救ってくれてありがとう。
そして最後な……
茅とお兄さんが関係修復出来そうでほんと良かった。
ふたりとも、根は相手のことが大好きなんだろうなって思った。
ここら辺で終わらせてくれよーもうマジで。
最後の茅のモノローグで大号泣した。不幸じゃなかったって笑って最期を迎えられたならいいのかなって無理矢理納得させました。ううううしんどい。
・Titanic
普通にこっちの選択肢だと思ってました。違った。
瞠には、茅を助けたい気持ちと、神波を救ってあげたい気持ちに折り合いをつけた結果がこれなんだろうなって感じた。
賢太郎と同じ心境だったので、縛られた時点で「うわっ騙された!」って思って、そのあとすぐに発狂した。
あの陶酔具合からして、久保谷を失った茅は、賢太郎でも救えないだろうし、賢太郎も罪悪感に押し潰されるだろうから、これは実質神波勝利END。
・Numb
これもこっちが正解だと思ってました。違った。
このENDめっちゃ人気高いねー!!!!!!私も好き!!!!!!!!!
生きてるからおっけーってコメントに笑ってしまった。わかる。だって茅も幸せそうだし。
茅の眼鏡を捨ててなんもみえないようにみないように閉じ込める賢太郎と、それをずっと待ち望んでいた茅……エモさMAX。
・hello,world!(和泉ルート全体)
めっちゃしんどっ!!!!!!!!!!!!!
和泉の問題はどうにもならないから可哀想。
ストーリー全体的に胸糞悪かった。登場人物達のね、胸糞ムーブやばすぎだろ。
花ちゃんが姉ではなく母だろうってのは察しがついてた。和泉のパパは、メインルートの段階では神波だと思ってたけど(ミスリードに見事に引っかかってる)、和泉ルート入ってからすぐに違うなって思った。だって、神波がさ、和泉が自分を父親だと思ってるのは都合がいいなって思ってるのスケスケだもん!!!和泉の不憫度がすごかった。誠二がパパなら、きっと3人で幸せな家族になれるって盲信してる和泉をみながら、そいつはクソ野郎だから近づいちゃダメだよ!!!って思ってた。そして、神波じゃないなら誰かって考えたとき、どう考えてもパパしかいないからむりー!!!!!!!ってなった。パパだった。これなら神波誠二の方がよっぽどましだったわ。いや、どうだろう。花が和泉に真実を伝えた時の神波の意地の悪さほんと最悪だったよ。望んでそう産まれてきたわけじゃないのに「気持ち悪」って言われてほんとお前何言ってくれてるの?って気持ち。
花と和泉が恋愛感情あるだけでも地獄なのに、その前にさらに過ちがあったの辛すぎる。
生い立ちはさ、自分じゃどうにも出来ないから、本当に和泉が可哀想。
あと、和泉パパのステュも被害者なんだよね……辻村ルートで明らかになったけど、ステュ完璧にとばっちりでこんな目に合わされたの可哀想。ステュも奥さんも、幸せに生きていけるはずだったのに…
17年前に戻って花と神波さんが付き合ってくれたら良かったのに……どうしてこうも上手くいかないの。
和泉ルートでだけは神波さんがクソ野郎むき出しでみてて気持ちよかった。
だいぶ過去の因縁とかが明らかになってきて、スッキリともやもやが同居してた。
賢太郎が窓から飛び降りたとき、辻村が「大の大人が2階から~」みたいな台詞が辻村ルートに繋がったことにあとから気がついてはわわってなった。
賢太郎の記憶が本当になくなってるのかは全然分かってなかった。うーん、これも作戦なのかな…でもとぼけ方が素の賢太郎とは違う気もするしなぁ?って悩んでた。
そして、めっちゃナチュラルに犬呼ばわり慣れてしまった賢太郎がかわいくてたまらなかった。
和泉は槙原の担当だったけど、賢太郎もいい味だしてたなー!って思った。
マジのモブだけど、獣医さんめっちゃいい人で好き。
事実だけを淡々と語るんじゃなくて、人情があっていいよね。ツバメが死んだら報告に来なさいって言ってくれるの、大人!って感じ。
和泉と槙原が屋上で言い合うシーンめっちゃ好きだった。
屋上から飛び降りても、槙原なら助けられそうって思っちゃった。槙原の必死の訴えがちゃんと和泉に伝わってよかった。
「愛は伝わった?」「パーフェクトに」ってやりとりかっこよすぎて!!!!!!
自分を取り戻した和泉のイケメン度が高すぎてほんと後半やばかった。神波に一矢報いることができたのが、ほんと、和泉かっこいいよ…って。
ここら辺にきて、神波もかわいそうな子供の1人なんだなって思うと同情しはじめちゃってわたしの感情がぐちゃぐちゃだった。
そして案の定のワインEND……無理。
・冬来りなば(辻村ルート全体)
最後に全ての謎が解けていくのが気持ちよかった。
でも、ストーリー自体はエグすぎて気持ち悪かった。
そんななか、槙原はよく頑張ってたと思う。間違えちゃったけど。
槙原と辻村が徐々に距離を詰めていく様子がすごいほっこりしました。だんだん雲行きあやしくなってからはしんどかった。
最初は適切な先生と生徒の距離感だったような気がしたけど、どうしても踏み込みすぎちゃって結果依存関係みたいになってるの地獄すぎる。
それでも、ちゃんと信じてあげられて、手を離さなかったのは槙原の成長だよね。まあ、死んじゃったから意味ないんだけど。
あと、今の槙原がアルコール依存症じゃないのビックリした。いや、軽度の依存症ではあるみたいだけど……
「恋する男を母子殺しに」ってのと、「ひとごろしのレンジ」っていう文で、誰が誰を殺してるのかちっともわかんなかった私はポンコツです。
辻村が寛子さんに恋して自分のお母さん殺したのかと思ってた。「子」はどこに行ったんだよ。
まさかの吾朗さん……ってか、吾朗さん愛する女を見殺しにしたんか最低だな。
辻村に土下座を強いるシーンもほんと胸糞悪かった。
わかるよ、吾朗さんのやるせない気持ち。騙されて好きなひとを襲っちゃったきっかけもレンジだし、好きな人と結婚した兄貴は家庭をかえりみないから好きな人が産んだ別の男の子供の面倒見る羽目になるし、その子が自分に懐いて憧れて同様に作家を目指した結果、若さのせいで賞を掻払われて、挙句上から目線でアドバイスしてやるよなんて言われて、彼の編集者に落ち着くことになった人生なんて本当にくそだよね!!!!!わかる!!!!!!!!でもさ、謝罪の強要は違うじゃん?レンジの悪かったところを見つめさせて、心から謝って貰わないさ、その謝罪にはなんの意味もないんだよ……あと、前半はレンジ悪くないから八つ当たりしちゃダメだよ。
ここで助けに来てくれるのがハルたんってのがいいよね。でも、助けてくれてありがとうって言えないレンジ……。彼の育った環境がそうしたのは仕方ないけど、ほんと人の心が分からなすぎてビックリだよ。でも、これを乗り越えた先の辻村先生の作品はより素晴らしいものになるだろうな……もう二度と新刊は出ないけど!!!!!!!!ワイン!!!!!!!!!!
・沈黙の燐光
こっちが正しい選択肢だと思ってた。そればっか。ノベルゲーは好きだけど苦手です。
神波さんボコボコにしてくれてありがとう!!!
いやでもこの辺までくるとさ、神波さんも被害者の1人だから可哀想になるよね。でも、復讐という形で他の人を傷つけてるからね。因果応報。吾朗さん、めっちゃカッコイイなって思ったけど、あとの展開考えるとただの八つ当たりの割合高そうだなとか思っちゃった。レンジの為って気持ちが無いわけではないんだろうけど。
居合わせた槙原の心の傷が心配だよ。
▪️2冊のネヴァジスタ。
子供たちに関係するネヴァジスタを書いたのが吾朗さんだったの、ビックリしすぎた。たしかに、清史郎が英語で物語をかけるとは思わんな……
吾朗さんが書いたってわかると、納得な部分と、あらためて何ぞな部分が出てくるんだが。
とりあえず、レンジだけが実名なのは、吾朗さんのせいやん。
でもさ、そしたらフィリップとジャックの話ってどこからきたの?
フィリップの話の存在理由がまずわからん。清史郎がネヴァジスタに誘うんだから、この話を入れる必要性がわかんなかった…罪を残しておくためとか?あとは、古川くんが幸せにちゃんとネヴァジスタに行けたよって自分に言い聞かせるためかな?
ジャックの話は瞠から聞いてたわけじゃないよね?あれ?清史郎が瞠から過去の話聞いてた描写あったっけ?忘れちゃった……でも、もしそうなら瞠はともかく神波さんに懐くはずがないんだよな?
そしたら、吾朗が勝手に書いた?でも勝手に書いたのレンジだけって感じで言ってたよね?脚色はしたらしいけど。
んーわからん。服毒本まだ読み切ってないから分からんのかね。もうちょい考察出来る頭がほしかった。
もうひとつのネヴァジスタ。
和泉ルートで、親がなんかやらかしたっぽいなって匂わせがあったけど、まさか過ぎて無理。
茅父と辻村父は親になるべき人間じゃなかったと思う。白峰父はいい人。
ネヴァジスタの話の前に、まず、レンジの性格に難があるのは子供の頃に記憶を失って甘やかされたからという問題の前に、父親に愛情を注いで貰えなかったからってのが根本でしょ。辻村父がちゃんとレンジと向き合っていれば、少なくともお前が飛び降りるような事態は起きなかったと思うよ。この家族は父を中心に圧倒的コミュニケーション不足。
吾朗もほんとダメだし、義理の母の寛子もダメ。
寂しかったからって中学生の義理の息子に手を出すなよ!!!!しかも本気だったとかのたまって馬鹿かよ。仮に本気だったとしても子供に手を出すなよ……。
吾朗もさ、自分の都合のいいことしか頭に入ってないよ。奥さんどう考えても本気の拒絶やん。万一同意があったとしても、あれはレイプだ。許されないよ。みんな揃いも揃ってくそ家族か!!!!!!!!!
辻村父さ、神波さんに襲われて「女性」不信になって、限りなく少女に近い女性娶ってるの、闇が深すぎて無理。気持ち悪い。お前はマジで子供を育てる気概のある男じゃないだろ……自分を省みてから子作りしてくれませんか?
そういや、賢太郎と清史郎の父親もクソ野郎だったな。自分の精子に責任持てない野郎たちほんと腹立つ。
茅父は人間性が希薄だね。これはもう茅家の血筋というかそういう環境がずっと根付いてるんだろうから、一概に茅父のみを責める訳にもいかないのがやり場がなくて困る。茅家は狂気の夭折の家系らしいので、専属精神医でも雇った方がいいと思う。
茅父の唯一好きなとこは、息子にはじめてお願いごとされたっていってるんるんで叶えちゃうとこですかね。普段からもっと家族をみてくれ。
でも、「私の息子はどちらもハズレだった」とかのたまったから許さねえ。白峰父だけが唯一の良心。
茅兄は神波の介入さえなければ、元はまともな性格だっただろうからなぁ……瞠がこの人はいい人だって確信できるくらいだもんな。胸が痛い。結果病んで取り返しのつかないことをしてしまって……
茅ルートの最後に茅と2人で和やかな時間を過ごしてるのみて、むかしの時の関係性のままで居られたらって悔しい気持ちになった。
茅も兄もお互いに怯えてただけで、危害を加えるつもりがないって双方がちゃんと理解できたらあんなすぐにちゃんと話せるようになって……茅の心の傷は根深いし万事解決というわけではないけど、ちゃんと話せただけでだいぶ救われたって私は信じてるよ…っ!
ネヴァジスタの本の話してたのにいつの間にか茅の話になってる。
茅が推しです!!!!!!!!
狂気が滲んでる人推しがちです。みんなそうだね?でも、茅のヤバみが抜きん出てたわ。まさか殺そうとしてくるとは思ってなかったんだもん。いや、誰か殺しにくるとは思ってたけどさ!!
話を戻して、青いネヴァジスタ。
多分メインルート?青いネヴァジスタの話をされた時、全く内容関係なかったからほとんど記憶がなくて、辻村ルート入って青いネヴァジスタがキーになってるな!って思ってメインルートをざっと漁り直したんだけど、見つからなかったから普通に諦めて読み進めた。
まさか……神波誠二が神波京子と辻村一の息子だなんて思いもしなかったよ。闇が深すぎるだろ……
神波京子の狂気がやばい。孕んだ子供は本当に大澤さんの子供だと思い込んでそうだよね。こっわ。
ってか、簡単に罠にかかってくれそうな子供を選んで襲ってる神波京子えぐすぎでは?だって絶対白峰昇とどうにかなろうとは思わんかったでしょ……
大澤さんが全体的に被害者過ぎてほんと可哀想。和泉ルートで死んだときの話聞いたとき、多分この人は本当に善良で神波京子を無責任に孕ませたことを苦にして死んだのではないだろうなって思ってたけど、復讐とか言ってるしどうして死んでしまったんだろうって思ってた。4人に殺されたのかなーって思ってたら、大澤さんめっちゃ真面目ないい教師で、不幸な事故だったのね……
生徒が危険だからって、ストーカーされてて絶対関わりたいたくないだろう神波京子にも頼ってるの、すげえ人間として出来てる人だなって思った。
死因もさ、本当はこんな善意しかなかったはずなのに、学生達によって隠蔽されてあることないこと言われてるの辛い。死人に口なしとはよく言ったもんだ……。
ステュもさ、完全なる被害者!!!!ただその場にいただけで、なにもわかってなかったのに……それなのに近親相姦までさせられて地獄か……
ステュの雪山の妖精の話ってどんなんだったんだろうか。
善行をしようって言った学生が更なる不幸を呼び寄せてしまったの、どうしようもないなって思った。辻村一……ことごとく行動を間違えてるよ。なんかもうほんと何も言えねえ救いのなさ。
神波が自分の息子だってわかってから、家族になろうみたいな空気感出してくるのもほんと無理。は???今更なにほざいてるの??????って思っちゃう。
絶対今まで探してなかったし自分の息子がどんな日々を送ってるかとか興味なかったでしょ??????取ってつけたように父親面されても困りますよ。私が神波なら殴ってる。お前が不幸の始まりだよ……
▪️その他のエンディングについて
・BirthDay
最初のプロローグ、お前だったんかー!!!!!!
この日から全てが始まったんだと思うと……
神波さんのことボロボロに言ったし、めっちゃいろいろ思うことはあるけど、100%は憎めない…
でも、瞠のことボロボロにしたのは100%貴様なので逃げないで向き合って欲しい。
・ねがい
神波京子が気狂いじゃなければなぁ……
ここで回避しても、また同じことを繰り返すんじゃないかと私は思ってるよ……彼女にとって子供は大澤さんを繋ぎ止めるためだけのものだったろうからね。そんな理由で子供を産んだらダメだよ。
・インターセプトに起因する~
音楽がコミカルで、メタ発言もたっぷりだし、めっちゃわろた。清史郎と古川にそんなことが起きてたなんてwww
ヤクザとも仲良くなれちゃう清史郎、凄いなって思う。自分が愛される人間だって理解してないとこの言動はできないよね。しかもそれが無自覚だってんだから怖い。清史郎の美点であり、短所でもあるけどね。
白峰ルートで古川追い出した白峰に文句言うシーンも、ここで瞠のこと嫌いになるって言うシーンも、自分が愛されてることを盾にしてるの、ずるいなって思う。
清史郎のことは嫌いじゃないんだけど、許せないし甘ったれてんじゃねーよって気持ちが強い。個人ルートの恨みが強いってのもあるけど、基本的に私は子供が嫌いなので、清史郎みたいなのみてるとほんとイライラする。あまりにも身勝手では?勝手に殺すなや!!!!!!!(勝手じゃなくても殺すな)
古川くんのことに関しての津久井賢太郎は恨んでもいいと思うけど、大人になった賢太郎に対して逆恨みは良くないと思う。みんな誰もが大人になるんだよ。
もし私が学生のころにネヴァジスタをやってたら、もしかしたら清史郎に対して好意的な感情を持てたのかもしれないなぁ……
前半めっちゃ笑ってたのに、最後しんどすぎる。作戦が実行出来なかったから死んでしまうのかー!
ってか、まじ連れていく気満々だねやめてくれ。
清史郎が死んだフリをしてるのは、ヤクザから雲隠れするためって結論に至ってるけど、たぶんそれ解決済だし時間があわないような気がするので、清史郎がいなくなったのは単純にネヴァジスタにみんなを連れていく為だけなんだろうな……ハロルドさんには、ヤクザがうんぬんな話をして、嘘っていうか騙してるのかもしれない。
古川くんは行きたがってたところに出かけたって言ってあるの、ずるい……嘘ではないけど、もう二度と会えないところに言ってしまった……
ギャグかと思えば、結局しんどいENDだった。つらい。
▪️あらためて全体感想(服毒本含め)
めっちゃしんどい!!!!!
みんなそれぞれの不幸があるんだけど、みんな胸糞ムーブも多いからだいたいみんなにキレ散らかしてた。
槙原が実は子供嫌いだとか一切考えてなかった(本人も無自覚)のに、それを見抜いて突きつけてくる久保谷ほんとただもんじゃないよ……わたしのなかで1番衝撃的だったシーンかも知れない。服毒本であそこのあそこのスチルが笑顔スチルだと言われてたのには笑ってしまった。
個人ルートのプロローグとエピローグが大好きすぎる。
みんな個性的でいいよね。特に好きなのはレンジ。さすが小説家っていう美しい文章と、丸くなった雰囲気に涙を誘われる。
茅もやばかった。茅の人生が不幸じゃなかったって、本人がそう思えるなら、それで良かったのかな……ダメだ外野が勝手にしんどい。あれ?これさっきも書いたな?めっちゃしんどいんだよ!!!!
大団円(?)ENDからの個別ルート解放って流れで、まさかの個別ルートがハッピーエンドじゃないってのに打ちのめされた。
服毒本で、個別ルートは大人たちの成長がなく清史郎を止めることが出来ないからハッピーエンドじゃない的なの書いてあって、めっちゃ悲しかったけど納得出来た。
そうなんだよなぁ……
茅ルートと辻村ルートが顕著だと思う。どちらも見事に共依存を成り立たせちゃったからね。あと、清史郎の問題をほったらかしちゃったからね。どれも中途半端になるよりはいくらかマシなのかもしれないけど。
まあ結局死んじゃうんですけどね!!!!!!!!!!!
エンディング解説で個別真ルートのコメント全部に、槙原は立ち直ることが出来ないでしょう。みたいなん書いてあって、そうだよなぁ……って思った。生徒を2人も死なせてしまったんだもんな……
槙原と学生たちは、友人関係ならちょうど良さそうな気がするんだけどな。どうだろう。